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【オープンソースのポイントクラウドビューワー】Potree

Potreeはオープンソースのポイントクラウドビューワーであり、特定の企業が開発・所有する商用製品ではありません。Webブラウザ上で3D点群データを可視化するツールとして、レーザースキャナーやUAV測量で生成したLAS形式のデータを扱えます。ここでは、Potreeの特徴や機能などを紹介します。

 Potree公式HP
引用元:Potree公式HP(https://partner.github.com/)

製品特徴

PotreeはオープンソースのWebベース3D点群ビューワーで、LAS形式などの点群データをブラウザ上で直接可視化することができます。WebGLとOpenGL 2.0以上に対応した環境で動作し、専用アプリのインストールは不要で、URLアクセスだけで利用可能です。距離計測や面積計算機能を備えており、レーザースキャナーやUAV測量データの共有に適しています。

軽量表示で大容量の点群データを効率的に処理し、滑らかな3D操作を実現します。また、Windows、Mac、Linux問わずブラウザ環境で動作するクロスプラットフォーム性があり、オープンソースの特性を活かした機能拡張や自社システムへの組み込みが可能です。3D空間内での距離測定や断面分析が可能な実用ツールを標準装備しており、国土地理院の災害調査事例や企業のインフラ管理など、専門分野での実用性が確認されています。

機能紹介

距離測定機能

点群データ内の任意の2点以上の座標を指定することで直線距離を計測可能にする機能です。累積距離の計測にも対応しており、右クリックで操作を終了できます。計測結果は「Measurements」タブに自動表示され、座標値と共に参照可能です。土木測量や建築現場での実寸確認に活用されており、例えばシモダ道路の事例では社屋の3D点群データ公開に適用されています。

断面分析機能

断面図作成ツールでは、点群データに仮想の切断面を設定し、地形や構造物の内部形状を可視化できます。複数の断面を同時に指定でき、生成した断面情報は「Profile」として座標データ付きで出力可能です。特に土木工事現場での地盤分析や建築物の構造確認に有用で、測量データの品質検証プロセスで活用されています。

面積・体積計測機能

3点以上のポリゴン指定で範囲面積を算出する機能と、立方体の体積計算機能を備えています。面積測定は土地測量や災害範囲の推定に、体積測定は土量計算や貯蔵庫の容量確認に適用可能です。ただし体積計算は単純な立方体モデルに基づくため、複雑形状の正確な計測には別途専門ソフトとの連携が必要である点には注意してください。

おすすめの点群ビューワーを探す

点群ビューワーは、建設・製造・プラント・測量など、利用する業界や現場の特性によって求められる機能が大きく異なります。たとえば、施工現場では処理スピードや共有機能が重視される一方、設計・保守業務では計測精度やデータ互換性が鍵になります。
こうした目的の違いを踏まえ、データの可視化や解析を円滑に行うためには以下のポイントを確認し、自社のワークフローに最適な製品を選定することが重要です。

  • 扱うデータ形式への対応状況(例:LAS/E57/OBJなど)
  • 大規模データ処理の安定性や動作スピード
  • 関係者間での共有・連携機能の有無
  • 導入コスト・ライセンス体系・サポート体制

これらのポイントを比較検討することで、自社に最もフィットするビューワーが見えてきます。
このサイトでは、用途別に特徴が異なる3製品をわかりやすく紹介しています。 導入目的に合ったツールを見つけたい方は、ぜひチェックしてみてください。

製品画面

 Potreeの製品画面1
画像引用元:アイデア・サポート(https://www.ideasupport.co.jp/potree/pointclouds/shimoda_office/Office_2.html)
 Potreeの製品画面2
画像引用元:kentaPtの日記(https://kentapt.hatenablog.com/entry/2024/08/18/083632)
 Potreeの製品画面1
 Potreeの製品画面2

活用事例

土木インフラ分野では、シモダ道路が自社社屋の点群データをPotreeでWeb公開し、URLアクセスだけで3Dモデルの閲覧や距離/面積計測を可能にしました。防災・測量分野では静岡県が15TB規模の点群データを公開し、ドローン測量会社がPotreeを活用して航空レーザー測量データのWeb共有を実現。文化財保護でも、石橋や城跡の修復プロジェクトで3Dモデルを関係者間で共有する基盤として採用されています。専用ソフトが不要でブラウザ動作が可能。大容量データの軽量表示、測定ツールが標準装備されているため、自治体や企業が外部と3Dデータを共有する際のコスト削減手段として注目を集めています。GitHub上のOSS特性を活かしたカスタマイズ事例も増加中です。

参照元:SHIMODA(https://www.shimoda-douro.co.jp/construction/construction-990/)
DAIJUMAGAZINE(https://weare.kyouei38.co.jp/blog/potree_3d)
建設ITワールド(https://ken-it.world/it/2020/06/shizuoka-point-cloud-breaks.html)
SPAR2023J 第19回3次元計測フォーラム 発表概要(https://www.sparj.com/SPAR2023J/Speakers.pdf)

Potreeの口コミ・評判

口コミの情報は見つかりませんでした

製品スペック/導入価格

PotreeはオープンソースのWebベース3D点群ビューワーです。LAS形式データをWebGL対応ブラウザ上で表示可能。オープンソースのため導入コストは無料ですが、自社サーバー環境構築や点群データ変換作業が必要です。

サポート/保証について

オープンソースのため、開発元による公式サポートや保証は一切提供されていません。

その他データ連動サービス

Veesus社のArena4D Point ServerやTekla Structuresとの連携事例があります。

Potreeの基本情報

オープンソースのため、公式の提供企業が存在しません。Potreeを活用して開発したシステムごとに提供企業が異なります。

ビューワーの機能を有効活用! おすすめ
点群ビューワー3選

効率的なデータ確認や品質管理において欠かせないツールになりつつある「点群ビューワー」
各業界で使われる様々なデータ形式や必要機能に応じて適切なビューワーを選ぶことが重要になります。

インフラ点検・災害現場など
検知箇所の即共有で
迅速な指示や対処につなげる
Info360
(株式会社U's Factory)
おすすめ理由
  • ビュワー内で過去の点群データと照らし合わせて、現在の差異がある箇所を効率よく検知。それらをチャット機能で簡単に共有可能なため、即時対応が必要なインフラ・災害現場で活躍します。
土木工事・橋梁工事など
遠隔地で立会検査が
必要な現場もデジタル対応
CIMPHONY Plus
(福井コンピュータ株式会社)
おすすめ理由
  • 関係者が現場で行っていた土木工事・橋梁工事などの立会検査を、AR・VR技術で画面越しにリモート対応ができます。移動の手間を省き、効率的な現場確認が可能。
施設工事など
施工情報を統合表示し
一括管理でチェック時間を減らす
 
モデミル
(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
おすすめ理由
  • ビルの建設工事など、縦割り構造で生じる担当間の様々な形式データを、ビューワー上で統合表示。監督者の施工の進捗確認が効率化され、手間や負担を軽減します。